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区画変更、話し合いでOK?

私はお隣からその所有地の一部(幅30センチほど)を譲ってもらうことになりましたが、話し合いの上、 現在の境界標を移動するだけで登記はしないということになりました。
それでよいのでしょうか。
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法務局に備え付けてある地図(公図)の筆界線(境界線)は公法上のものであり、個人の意思で自由に変更処分できるものでは ありません。
仮に登記上の手続きをしないで、自由に境界線の変更をしたとしても、あなたがお隣から譲り受けた 土地は登記上あなたの所有にはなりません。
将来、お隣が自分の土地を手放した場合には、登記上はあなたが譲り受けた土地も含めて、 他人の名義になってしまいます。
このような場合はまず、譲り受ける部分の土地分筆登記をし、売買を原因とする所有権移転登記を 行って下さい。
このような所有権移転登記は、不整形な土地同士の交換や時効取得の場合にも必要ですので、ご注意ください。
 

自分の土地を数区画に分割して売却したいと考えていますが、分割すると公道に接しない区画ができてしまいます=図=。
知人から「位置指定道路」が必要だと聞きました。土地分筆登記の手続きの仕方も含めて教えて下さい。
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家を建てるには建築基準法上、敷地が道路に2メートル以上接していることが必要です。
お尋ねの場合、 B、C、D、Eが公道に接しないので、位置指定道路の申請が必要になります。
位置指定道路とは建築基準法42条1項5号の 規定により、特定行政庁(市町村長または都道府県知事)から道路位置の指定を受けたもので、私道とはいえ一度指定を受けると 建築基準法上、位置指定道路に突き出して建築物や擁壁を造ってはならず、変更や廃止も自由にはできません。
違反者は罰金に処せられます。
位置指定道路の幅や長さについては、周囲の状況によって差がありますので、 詳しくは行政当局にお尋ねください。
土地分筆登記は、分譲しようとする土地全体の境界立ち会いを行い、 測量した上で分割点に境界杭を設け地積測量図を添付して所轄の法務局に申請します。

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住んでいる建物の敷地が図の通り、4筆の土地に分かれています。何かと不便なので1筆にまとめたいのですが、簡単にできますか。
すべて私の所有で、いずれも担保には入っていません。
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土地を合筆するには、次の条件を満たしていることが必要です。

1.所有者が同じであること。 (共有している場合は各筆の共有割合が同じであること)
2.登記簿の地目が同じであること。
3.合筆しようとする土地が互いに接続していること。(接続し合う土地であっても、字や丁目が違うなど、 行政区画の変更を伴う場合は合筆できない)
4.所有権及び承役地についてなす地役権の登記以外の権利の登記がないこと。 (但し先取特権、質権または抵当権には例外もある)

質問者のケースでは、A地とB地、C地とD地については合筆できるが、 4筆すべての合筆は③の条件に反するので無理となります。
合筆の際には、印鑑証明書と4筆のうち1筆の登記済証 (権利書)が必要です。
 

私を含め3人で共有する土地(持分は3分の1ずつ)を、それぞれの単独所有としたいのですが、どうしたらよいのでしょう。
共有地を、持分に応じて分割し、各土地をそれぞれの単独所有地とすることを、法律上「共有物の分割」といいます。
この共有物分割をするには、まず図のように1筆の土地を3筆の土地に分筆しなければなりません。
共有土地の分筆については、 共有者の全員で申請しなければなりませんから、共有者間で十分な協議をして下さい。
万一、協議ができなかったり、 不調に終わった場合は、5年を越えない期間分割をしないという「不分割の特約」のない限り、裁判所に分割の請求を することもできます。
図のように分筆登記が完了しても、甲地、乙地、丙地ともに3人の共有であることに変わりありません。
そこで次に「共有物分割」を原因として、共有者の1人に対し、他の2人が持分を移転するという共有部分の移転登記を おのおのの土地について行います。

それにより、甲地はA所有、乙地はB所有、丙地はC所有となり。分筆登記については 土地家屋調査士に、共有物の分割登記については司法書士にご依頼ください。
 

私は先祖代々「88番地」に住み、これが住所地番にもなっていますが、進行中の道路拡幅工事によって分筆されると、 「88番地の1」に変更されると聞きました。
88番地が気に入っているので、変えたくないのですが。
土地を2つに分筆する場合は「88番1」「88番2」と順を追って付番されるのが原則です。
あなたはその地番が お気に入りのようですが、それだけの理由では変更を止めることはできません。
無変更が認められるのは、 所有者が現に住所地として使用していたり、またはその土地が事業拠点(本社、本店、支店など)となっているケースにおいて、 具体的な申し出があった場合で、実際に申し出に基づき、分筆した元地に従前の地番をそのまま使用することができた事例もあります。

まずは市町村の用地課の職員、または地元の土地家屋調査士にご相談下さい。




岐阜県土地家屋調査士会

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